
謝らない子ども
以前、うちの子(3歳)が、いとこが大切にしているものを壊してしまったとき、
謝らなかったんです。
「ごめんなさい、しない!!」の一点張り。
それで私は、「ごめんなさい」しなさい!
と怒ってしまったんです。
結果的にはごめんなさいしたのですが、そのあとに泣いて言われたのが
「ごめんなさいしたのに、なんでまだ(私が)怒ってるのー!![]()
なんで、ごめんなさいしたのに、喜んでくれないのー!!
」
でした。
ずっきーーーん。。。と心が痛みました。
無理やりごめんなさいさせることの意味のなさよ。。。
私のために、子どもは謝ったのですね。
謝って欲しかったのは、相手ではなく私
これを、3歳に見破られていたな、と思います。
結果としては、謝りに行ったときに相手も「謝って欲しい」と言ってくれたので、良かった?のですが、
一番謝って欲しかったのは、相手より、何より、母である私だったんです。
私が謝って欲しがっていたから、子どもは謝りに行った。
だから、「謝ったのに、喜んでくれない!!」と泣いたのですね。
謝りたいかどうかさえ、子どもに聞く
悪いことしたら、謝るのが当たり前!!
という価値観。
いや、当たり前なのですがね。
”悪いこと”とは。ということろです。
そしてここで言いたいのは、
謝るかどうするか、子どもに決めさせれば良かったなぁと。
そう強く思ったわけです。
大切なものを壊されたら、相手は悲しいんだよ、などなど説明したのですが、
その上で、うちの子は「謝らない」を選択していたんです。![]()
![]()
まぁ、だから私は怒ったわけですが・・・
うちの子の場合、たぶん、自分がやられても悲しくなかったんだと思います![]()
相手の気持ちがわからなかった。のです。
そして、私が先に謝ったり怒っていたのも原因のひとつですね。。。
私が怒るから「謝りに行く」と選択し直したのです。![]()
いかん。これはいかん。
ずれている。
私に怒られるからじゃない。
悪いことをしたから謝るのではない。
今回の場合は、
相手を悲しませたことや、相手の気持ちに寄り添うための
「ごめんなさい」
なのだ。
私が怒るから謝りに行く!のでは、
バレなきゃOK!がでてきてしまう・・・
まだ3歳。されど3歳。もうすぐ4歳。
「謝らない」という選択を尊重し、経験すれば良かったんだ。
相手を悲しませて、謝らないとどうなるか。
貴重な経験を奪ってしまったなぁと。
今しかできない経験。
失敗という経験は、幼いころにしておいたほうがダメージが少ないだけでなく学びが多いと思っています。
もちろん、相手が誰であるかや、状況により、
すぐに親も謝ったほうがいい場合もありますよね。
あと、子どもの年齢もかなり関係ありますよね。
が、今回の私のように、安心できる状況の場合は、経験させればよかったな、と思うわけです。
本当は
本当の理想は、
まず私が謝ったり怒ったりしない事。
なぜそれをしたのか、理由をしっかり聞くこと。
その上で、説明ができたらよかったなぁ・・・
私としては、今回のように、子の経験を奪わないようにだけは、したいものです。


